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大雪山系の山で遭難相次ぐ [時事]

日付は前後してますが16日午後、大雪山で遭難事故が発生しました。
前日天気が悪く、この日は下界でも風が強く寒い日でした。
そんな日に中高年、百名山、ガイド登山という遭難キーワードな事故。
ツアー会社だけでなく、お金を払ってるんだからという考えで
ガイドにまかせきりな登山をしている人みんなが反省して欲しい話です。

遭難の報道は必ずしも正しい報道がされないものなので、
今後この文中にて訂正しますが、(誰が悪いか面白おかしく
ミスリードするような報道が多いんです。)
この遭難はひとつの行動だけで回避できた気がしてなりません。

『予備日を設けて遭難した日は待機、天気が良ければ翌日は自由観光』
(ヒサゴ沼避難小屋周辺は煮沸が必要だけど水はあるので)

百名山ハンターの人って、安価に効率よくまわりたいのか
そういうツアーを選ばない傾向があるようで、
各地で中高年、百名山、ガイド登山の事故が起きています。

ガイドが「今日は天気が荒れそうなので中止」と言っても
「えぇ~~っ!」なんてよくある話みたいです。
自分だけでもいける技量と装備を持った参加者が
生き残れたという今回の事故の事実部分をしっかり考えて
楽しく山登りして欲しいですね。



【予備知識】
日本百名山:深田久弥(故人)が独自の基準で選んだ山のこと。
個人的にはこの人の好み(選定基準は、山の「品格」
「歴史」「個性」の3つらしい)であって、他にも良い山は
たくさん存在するし、選定からずいぶん年月が経ち、
当時の状況とは違った山になっていることも多いことから、
意味を見出せない。(それに山って行った日によって違いますよ)
(みなさんなら【みおのとおちゃんが選んだ山ベスト100】という
本があったとして登りたくなりますか?小学校の築山も入れますが)
また、百名山ハンターの多くは登頂が目的であり、
無茶をしがちで自然環境に目を向けない行動が目立ち、
他のジャンルの登山者から煙たがられる傾向にある。

ガイド登山:登山ガイドをつけた登山。山に不慣れな者に、
アドバイスをしてくれる者が同行して参考の手助けを行う。
近年、勘違いした参加者やツアコンがガイドの判断に
意見したりポーターと勘違いして登山し、手持ちの装備が
足りずに遭難するケースが増えている。

ガイドやポーターがいるから、荷物はお任せ。旅程もお任せ。判断もお任せ。
だってお金払ってるんだもんって考え方の人には北海道の山はムリです。
本州に比べて入山者が少なく、何かあっても助け合えることなんてできません。
知識も必要で、北海道の山々は2000m程度であっても、
本州の山の3000m級の気象状況にあることや、
自分が思ってるより簡単に低体温症になること。
低体温症になりある程度の状況になると逆に身体がポカポカしてくること。
(この時点でかなり危険な状態です。)それなのに勘違いして脱ぐ人もいるとか。
その他、基本的なことについては自分で調べておくこと。
面倒だとかそれをしないためにガイドを依頼しているなんて思ってる人で、
それを改めようとも思わない人は、早いうちに山登りなんて止めてください。
今回のように命を落とすだけです。

ついでに・・・・19人ものツアーが避難小屋をアテにして、
宿泊で山に入るのってどうにかならないかなぁ。
北海道の避難小屋(山小屋じゃないんです)は無人(無料)のため、
宿泊予約がなく、そういう使われ方をすると、例えば限界キャパ20人の
小屋だとして、別のツアーや団体がさらに訪れると体力の回復もできないし、
本来の目的の避難ができない。テント泊できる装備がちゃんとあれば
低体温の危険性も少しだけ減る気がします。(風をしのげるだけで全然違うので)
19人のツアーなのに18人遭難って変だなと思ってたら、某情報ですが、
1人はガイドで避難小屋の残り、次の団体のために場所とりをしていたとか。
おいおい。誰の小屋だ(汗)※現在、真偽確認中。

私は日帰りでも10~12kg程度の荷物(ザックだけで)になります。
(カメラ関連で2~2.5kgあるけど・・・(汗))
それなのに、大雪の山で出会う中高年の登山者は、弁当と水筒+αが入れば
精一杯の小さなリュックばかり。 地図、コンパス、ツェルト、雨具(防寒具にもなる
ので晴れても持つ)、救急セット、携帯トイレ、非常食、余計な物(これも大事)程度
でも20リッター中盤の容量になるはずなのに。

・・・・今回のことで、何かが変わるでしょうか。
今回亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
今後このようなことがないように、ガイド登山のあり方を
考えて欲しいものです。(上手くまとめられなかった・・・。)
タグ:登山 事故 遭難
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sayudom

ニュースでやってましたね。
年配の方の登山人気って若いころ流行ったから思い出してやりたくなるんですかね。
案内を無視する人もわりとあるみたいで、『若いもんにはまけない』精神といったところかしら。

この先の登山者の遭難が減るきっかけになればいいですね。
by sayudom (2009-07-19 22:05) 

まつお

何でもそうですが、『作業』になったら楽しくないですよね。
仕事柄登山口までの送迎なんかをやりますが、登る前に、今から行く山なんたかなぁ~とパーティの方・・・昨日が斜里岳から、阿寒岳やろ・・・

皆さん、百名山やっているんですね?と私。そう、北海道の山は2回に分けて登るんですと。

私も、今年お初の雌阿寒岳登山。いよいよ登山靴でびゅーです。
by まつお (2009-07-19 23:44) 

みおのとおちゃん

>sayudomさん
そうですね~。思い出してはじめたものの、
現在昔ほど体力が残っていなく、
それでも道具の進化で何とか登れてしまって・・・。
一回登ると後はみんな同じ。また登りたくなってしまう。
そんなところもあるでしょう。

>まつおさん
登山口の送迎・・・・登りたくなってしまいそう・・・・。
まつおさんなら冷静な判断もできるし、登山口から
そのままガイドのような仕事をしてしまってもいいだろうなぁ。話もおもしろいし。
・・・・確かに、仕事として登るのは楽しくないかもしれませんが。
by みおのとおちゃん (2009-07-20 07:55) 

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