突然の電話。 [いろいろ]
夜、自宅の電話が鳴った。
相手はなんと、前に住んでいたアパートの上の階のおばちゃん。
おばちゃんって言っても自分らの親より随分年配の方ですが・・・。
そこに引っ越した時から親しくしていたんだけど、
現在の居住地に転居する少し前に、
そこのご主人が脳出血で倒れ、要介護状態に。そのご主人が元気だったころ、
「俺は年寄りが嫌いだ。あんちゃん達（私ら）と話している方が楽しい」って言ってくれてた。
こちらもそれじゃ“じいちゃんじゃおかしいからと～さんだ”となり、
Ｅのと～さん、Ｅのか～さんと呼んでいた。
幾多の隣人トラブル（一部大家も）も協力し合って解決してきたし、
隣町に遊びに行ったこともある仲。
転居後も遊びに行ったりしていたが、２年前の冬から音信不通に。
年賀状も一方通行。いわゆる老老介護だったので、心配はしていたが
変な遠慮のようなものが邪魔して疎遠になっていた。
なので、うれしいはずの電話だったんだけど・・・・・
向こうも今まで気にしつつも忙しかったことで連絡できなかったこと。
そして２年前ご主人が亡くなったことを報告しなくてはという内容。
事情あって子供に見放され近い身寄りがないご夫婦で、
亡くなった後、１年くらい後を追うことばかり考えてたらしい。
それでも生きていかなきゃと、介護生活の経験を活かして
この１年で介護を仕事にしたそうです。
強くなれたから電話できたようなことも言ってた。
Ｅのと～さんをわかってくれる人と、思い出話がしたいとも。
地元じゃちょっと有名な船乗りだったＥのと～さんは、
年をとっても豪快な人だった。若いころの話は楽しかったなぁ。
良くも悪くも今じゃ考えられないような無茶もやってたようです。
（行く港町全てに彼女がいたとか・・・（笑））
楽しそうに話す顔は子供のようでした。天然っぽいキャラもよかったな。
肺ガンをタバコをやめずに克服したという話しもあったっけ。
そんな人が誤嚥からの肺炎で・・・・。
夫婦の会話で「こんな年寄り相手にしてくれるのあんちゃん達くらいだぞ」って
言ってくれてたらしいことを聞いたけど・・・
Ｅのと～さんってば。違うって。私らが相手してもらってたんだってば。
それにあなたは年寄りじゃないって。
転居後、みおと２人で遊びに行ったこともあったっけ。
上手く言葉がでなくなってた（会話に相槌を打つ程度）のに、
その日、少しだけどがんばって会話ができてた。
みおのことも名前で呼んでくれた。
（反復だけじゃなく、帰り際に自発で言った時は奇跡とさえ思った）
ただね。Ｅのと～さん。あっちに行く前にひとつ忘れてることがあるよ。
元気だった時と遊びに行ったその日に約束したんだよ。
海行こうなって。こっちにそういう忘れ物するなよ～。
最後まで天然なんだから・・・・。
良い関係の御夫婦だったんですね。
暖かくなったらＥのか～さんと海に行けるかな。
by sayudom (2010-01-16 07:53)
うるっときました。
＞１年くらい後を追うことばかり考えてたらしい。
胸にささりますね。
ご主人に先立たれて、元気になる奥さんもいらっしゃるみたいだけど
Ｅのかーさん。とーさんのこと大好きだったんですね。
仲の良いご夫婦だったことがしのばれます。
子供が巣立ち、夫婦二人になり、最後はどちらかがおひとり様。
夫婦一緒にあっちにいけたらいいのに。
by ミルク (2010-01-16 08:36)
小林旭、、、みたい人だったんですねv(^皿^♪)
by emuzu (2010-01-16 12:39)
海の男の人は変わった感じの方が多いようなイメージですが、一度うちとけると、めんどうみの良い方であったりします。
by まつお (2010-01-16 13:18)
＞sayudomさん
いいご夫婦でした。今でも心の中でラブラブみたいです。
＞ミルクさん
最後はどちらかがおひとり様。現実ですよね。
Ｅのか～さんなりにその現実を受け止めることができるまで
２年かかった（いや、まだ受け止め切れていないのかな。）。
私だったらどうだろう。自信はありません。
だから私の場合は、（まだ先のことかもしれないけど）
さだまさしの関白宣言のように、たとえ少しでも
妻に長生きして欲しいなと考えてます。
＞emuzuさん
小林旭・・・あの娘をペットに したくって ニッサンするのは パッカード 骨のずいまで シボレーで・・・
しかわからない・・・（汗）
＞まつおさん
あ、そんな感じでした。
まだ話したかったなぁ・・・。
by みおのとおちゃん (2010-01-16 21:35)